Lesson 05個人のお客さま
高額療養費制度
医療費が高額になっても、自己負担には上限があります
この動画のポイント
1か月の医療費の自己負担が上限額を超えると、超えた分が後から払い戻されます。上限額は年齢や所得で決まります。
世帯合算・多数回該当・新しくできた年間上限など、負担を軽くするしくみがあります。マイナ保険証などで、窓口の支払いを上限までに抑えられます。
入院中の食事代や差額ベッド代、先進医療などは対象外です。2026年8月から上限額が見直されました。
出てくることば
- 自己負担の上限額
- 1か月に負担する医療費の上限。年齢や所得で決まります。
- 多数回該当
- 直近1年に3回以上上限に達したとき、4回目から上限が下がるしくみ。
- 限度額適用認定証
- 窓口での支払いを上限額までに抑えるための証明書。マイナ保険証でも代わりになります。
- 差額ベッド代
- 希望して個室などに入院したときにかかる費用。高額療養費の対象外です。
文字で読むナレーション全文
高額療養費制度。医療費が高額になっても、自己負担には上限がある、という心強い制度です。仕組みと、2026年8月からの見直しをまとめてチェックしましょう。
高額療養費制度は、病院や薬局で払った1か月の医療費の自己負担が上限額を超えたとき、超えた分が後から払い戻される制度です。上限額は、年齢や所得によって決まっています。
例えば、年収約370万円から770万円の人が1か月に100万円の医療を受けると、窓口負担は3割で30万円。でも、上限額は約9万3000円なので、約20万7000円が戻ってきます。
70歳未満の1か月の上限額は、所得によって5つの区分に分かれています。年収約370万円から770万円の人なら、8万5800円に、医療費に応じた1%を足した額です。
さらに負担を軽くする仕組みもあります。同じ健康保険の家族の負担を合算できる世帯合算。1年に3回以上上限に達すると、4回目から上限が下がる多数回該当。そして、新しくできた年間上限です。
あらかじめ、窓口での支払いを上限額までに抑えることもできます。マイナ保険証を使うか、限度額適用認定証を提示すれば、高い医療費を立て替える必要がありません。
ただし、入院中の食事代や差額ベッド代、先進医療や自由診療などは対象になりません。民間の医療保険を検討するときは、この部分を目安にするとよいでしょう。
なお、2026年8月から上限額が引き上げられる一方で、長く治療を続ける人のための年間上限が新設されました。2027年8月には、所得区分を細かくする、さらなる見直しも予定されています。いざというときに慌てないよう、自分の上限額を確認しておきましょう。詳しくは、加入している健康保険に問い合わせてみてください。
確認日・出典
内容確認日:2026年10月(2026年10月時点の制度にもとづいています)