Lesson 01個人のお客さま
年収の壁
「103万円の壁」は、いまどうなった?
この動画のポイント
年収の壁には「税金の壁」と「社会保険の壁」の2種類があります。手取りに大きく響くのは社会保険の壁です。
所得税の壁は2026年に178万円へ。勤め先の社会保険は、年収106万円ではなく「週20時間以上働くか」が基準になりました(従業員51人以上の会社)。
家族の社会保険の扶養から外れる130万円の壁は残ります。目先の手取りと将来の年金の両方で考えましょう。
出てくることば
- 基礎控除
- 所得が2,500万円以下の人が、所得から差し引ける控除。金額は所得によって変わります。
- 給与所得控除
- 会社員などの給与から、必要経費のかわりに差し引かれる金額。
- 社会保険の扶養
- 家族の健康保険などに、自分で保険料を払わずに入れるしくみ。税金の扶養とは別の制度です。
文字で読むナレーション全文
年収の壁、「103万円の壁」はどうなったのでしょうか。税金の壁と社会保険の壁、そして2026年の最新ルールをまとめてチェックしましょう。
年収の壁には大きく分けて、税金の壁と社会保険の壁の2種類があります。税金の壁は、超えても手取りが急に減ることはありません。注意したいのは社会保険の壁です。
まず、所得税の壁。以前は103万円でしたが、2025年に160万円、2026年には178万円に引き上げられました。基礎控除の104万円と、給与所得控除の74万円を合わせた金額です。住民税の壁は、2026年の収入で約119万円。住んでいる自治体によって少し異なります。また、家族の税金の扶養に入れるのは、年収136万円以下です。
次に、社会保険の壁。勤め先の社会保険に入る基準だった106万円の壁は、2026年10月に撤廃され、週20時間以上働くかどうかが基準になりました。そして、家族の社会保険の扶養から外れる130万円の壁は、今も残っています。2026年4月からは、労働契約の内容で判定されるようになり、残業代などの臨時の収入は含めなくてよくなりました。
社会保険に加入すると、年収の約15%の保険料がかかるため、壁を少し超えると手取りが減ってしまうことがあります。ただし、将来の年金が増えるなど、保障が手厚くなるメリットもあります。
まとめると、年収の壁はこのようになっています。目先の手取りだけでなく、将来の年金や働き方の希望も考えて、自分に合った年収を選びましょう。制度は毎年のように変わっています。詳しくは、勤め先や加入している健康保険、税務署などに確認してみてください。
確認日・出典
内容確認日:2026年10月(2026年10月時点の制度にもとづいています)